巡礼道★目次

2015年12月09日 16:56

20151209

APPRECIATE JOURNEY

◆ 1日目 ◆
          思い立ったら出発

◆ 2日目 ◆
          直観に従う

◆ 3日目 ◆
          マドリッドからリスボンに移動
          リスボンでクレデンシャルをもらう
          リスボン観光
          リスボンで宿探し
          次の行き先を決める

◆ 4日目 ◆
          トマールで大黒様に出会う
          ユダヤの教会シナゴガで過去世を知る
          トマールのキリスト教修道院
          トマールからバターリャ

◆ 5日目 ◆
          バターリャ修道院での出来事
          モルト オブリガード
          ポルト到着

◆ 6日目 ◆
          ボリャオン市場
          クリスタルパレス
          必然の出会い
          必然と共通点

◆ 7日目 ◆
          ポルトで痴漢に会う
          自由になれる羽

◆ 8日目 ◆
          まっしろ
          ボランティアヒーリングの相手

◆ 9日目 ◆
          携帯電話がなくても大丈夫

◆ 10日目 ◆
          巡礼出発はヴァレンサ
          ポルトガルとスペインの国境
          トゥイを楽しむ

◆ 11日目 ◆
          出発を決めるのも自分
          ホタテ貝の目印
          休めのサイン
          海と太陽のエネルギー
          怪しい車

◆ 12日目 ◆
          想定外の雨
          今を楽しむ
          シグナル
          人は心で繋がる
          伝統的な道とスピリチュアルな道
          スピリチュアルな道
          引き潮の海
          3匹の犬
          後悔
          レインボーカラーに包まれて
          レインボーの声
          救世主
          必然は繋がる

◆ 13日目 ◆
          繋がる記憶
          サンティアゴ・デ・コンポステーラ
          ヤコブ像が降りてくる
          この国の王様
          天使のいる宿
          プロビデンスの目
          巡礼証明書はもらえた
          ボタフメイロ
          自由な景色
          夜中のメッセージ

◆ 14日目 ◆
          宝石の背中
          ラストスタンプ
          アラメダ公園
          時間を忘れた感覚
          紳士とパウロコエーリョ

◆ 15日目 ◆
          ア・コルーニャ
          好きを知る経験

◆ 16日目 ◆
          言葉を話さないおばさま    
  
◆ 17日目 ◆
          愛と光
      

愛と光

2015年12月07日 23:33

20151207

◆ 17日目 ◆
<巡礼を終えて③>

アブダビに着き、重たい荷物を空港に預けた。

「シェイク・ザーイド・モスク」に行くのを目的にしていたので、

ローカルバスで近くまで行き、バス停からは歩いて向かった。

7月後半のアブダビは外にいることが苦しくなる暑さだった。

日本の感覚でバス停から歩ける距離だろうと思ったが、

広いアブダビはなかなか目的地に辿り着かなかった。

タクシーにすれば良かったな。。と

ボヤキ休みながら歩き着いた。



イスラム教徒の黒のアバヤを借り、

建物内に入る。

真白な大理石で眩しく、広い。

ゴージャスで素晴らしい。

大理石やシャンデリアに埋め込まれた宝石達。

職人さんの愛を感じるモザイク模様。

この場所は愛と繋がる場所なのだなと感じた。



そして、あの香りと再会する。

長野の善光寺、サンティアゴデコンポステーラ、

シェイク・ザイード・モスク。

国・宗教は異なるけれど、

同じお香の香りをお清めに使っている。

宗教は食事の方法と同じように、

元を辿れば1つのメッセージに繋がると今まで信じてきた。

そして、感じてきたこと・信じてきたことの答えがここで出た。



私はこれからも感じてるままに生きよう。

私ができることで、地球を癒すため、

世界が愛で満たされ平和を感じるまで、

この感覚を世界に伝える仕事をしていこう。

◎Oo。. 終 .。oO◎



私はサンティアゴデコンポステーラの旅を体験して、

光と愛を感じることが強くなった。

光は私達人間であり、愛は宇宙のエネルギー。

このブログを最後まで読んで頂けた方には、

私に共感できているのではないかなと思う。

目に見えない存在とも私達は常に繋がっている。

恐れという知恵に気付き、行動する。

みなさんが行動するきっかけになれたらと思います。

最後までお読み下さり有難うございます。

LOVE & LIGHT

言葉を話さないおばさま

2015年12月06日 00:55

20151206

◆ 16日目 ◆
<巡礼を終えて②>

朝起きると空は曇っていて肌寒いと感じた。

宿から近いビーチを散歩しながら朝食を取ろうと決めて、

歩いて10分のビーチに向かった。

外の気温は日本の秋に着るような服装が必要な温度だった。

ビーチに着くと老夫婦が泳いでいるのが見えた。



っえ??ウエットスーツ着てるの?

私は自分の目を疑いながら近づくと、

もう2人おばさまが海で泳いでいた。

4人は友達のようで、会話を楽しんでいる。

海水は温かいのだろうか?

私は海水に手を入れてみた。

冷たい!

っえ???これに入ってるの?

私はビーチから泳いでるおばさま達に

大声で話し掛けた。



私:       「寒くないんですか?」

おばさま達: 「寒くないわよー。ははは。ほーらね」
         「あなたもいらっしゃいよ」
         「泳げば直ぐに温かくなるわよ」
         「こちらにいらっしゃーい」
         「ははっは」

私:      「私泳げないので大丈夫です」
        「ここで見ていますね。」



おばさま達は手招きをしながら器用に立ち泳ぎをしていた。

時々、海の中にもぐったりもしている。

私は岩場に座り足を海水にいれるだけで精一杯だった。

おばさま達がしばらく泳いでいると、

洋服を着たおじさまがビーチにやって来て、

1人のおばさまを呼んでいた。

おそらく旦那さまが奥様を呼びに来たのであろう。

そのおじさまはいつものことのように、

声を掛けると彼女の着替えを待たずに行ってしまった。

私も寒くて外にいられなくなったので、

朝食を買って部屋に戻った。



部屋に戻ると小雨が降りだしてきたので、

チェックアウトまで外には出ずに過ごした。

シャワー浴び荷物を整理して、

軽くお昼寝をし時間を待つ。

目が覚めると雨は止んでいた。

まだ、今日の予定を立てていないと気付いた。

どこに向かうのかを決めていないけれど、

今日1日をどのように過ごそう。。。

ここを立つ時間は決まっている。

帰りの飛行機チケットはある。

今夜、サンティアゴデコンポステーラからアブダビに向かう

飛行機のチケットを購入していた。

重たい荷物を持ってどうしよう。



フランシスさんの言葉と昨日の体験から学んだ。

「急がないで今を楽しむ」

「ゆっくり進む。」

けれど、計画も立てずにゆっくり過ごしすぎて

どう進んでいいか分からなくなった。



宿を出なければいけない時間だったので、

そのまま荷物を持ちチェックアウトを済ませた。

外に出てまず今したいことを考えた。

スーパーを見たい!

私は旅行すると必ずすることがある。

それは、その国のスーパーを見学することだ。

スーパーには必ずその国のオリジナル商品があるし、

家庭料理を想像できるから好きだ。

日本では見かけない食材や商品を見つけるだけで、

ワクワクする気持ちになれる。

何件か特色の違うスーパーのはしごをし、

お土産用に色々な味のサラミ、白カビのサラミ、

お昼用のサラダなどを購入した。



さて、どこに向かおう。

日差しも出てきて、熱く感じはじめてきたので、

頂いた地図を眺めて、科学ミュージアムのある

近くの大きな公園に向かうことに決めた。

公園は広く綺麗に掃除もされていた。

マラソンをする人達や子供を連れて遊びに来ている親子。

トランペットの演奏を練習してる学生達。

この公園を観光しているグループ。

町に愛されている公園なのだと感じた。

私はその公園内で寝そべることができるベンチを見つけた。

その木でできた面白い形のベンチに座り、

スーパーで買った食事を食べ、

ゆっくりしようとお昼寝をした。



誰か側に近づく気配を感じた。

重たい荷物を枕にしていたので荷物を確認した。

ちゃんと荷物はある。

あれ?

見かけない手の平サイズの

薄い小冊子が寝そべっていた腰の下にあった。

何だこれは?

海と浜辺の絵が描いてある。

私の近くで60代ぐらいのおばさまが

ニコニコしながら歩いていた。

私はおばさまが落ちていたであろうこの冊子を、

私のだと思って、拾って置いたのだろうと思った。

おばさまに「私のではありません」と英語で話し掛けた。

おばさまは英語が分からなかったのか、

無言のままジェスチャーで答えてきた。



片手の指で空を指した後、

両手で胸に手を合わせた。

そしてお祈りするように手を合わせて、

もう1度片手で空を指さし、

私を指さした。



私は彼女が不思議な存在に感じて少し怖くなった。

もう1度私は英語で「私のではありません」と答えた。

彼女は胸に両手を合わせ、また

空を指さし、手の平で優しく「私へ」とジェスチャーをした。



その瞬間、彼女は言葉を1言も発していなかったけれど、

私に言葉が届いてきた。

「天からあなたへのメッセージ」

私は涙が出た。

私はその女性に手を合わせ「グラシアス(ありがとう)」と伝えた。

おばさまはニコニコと微笑みながらその公園を出て行った。

タイトルは

「EL EVANGELIO SEGUN SAN JUAN」

私はこの頂いた言葉の本を大切にリュックに締まった。

もうサンティアゴデコンポステーラの空港に戻ろう。



日本に戻って、

「EL EVANGELIO SEGUN SAN JUAN」

の言葉を調べると「(ヨハネによる福音書)」だった。



◆公園の情報◆

Casa de las Ciencias

Parque de Santa Margarita, 1, 15005 A Coruña, España
T. +34 981 18 98 44

好きを知る経験

2015年12月04日 18:20

20151204

電車で1時間も経たずにア・コルーニャに着いた。

町で声を掛け、その人が勧める宿に1泊予約を取った。

港町だとは聞いていたけれど、

サンティアゴデコンポステーラよりも近代的な町に見える。

ブランドのお店やお洒落なレストランが並ぶ通りは、

日本の渋谷センター街のようだ。

人は渋谷とは違い、穏やかな雰囲気。



私は居酒屋風のレストランで、

タコのアヒージョと白ワインを注文した。

女の子がテーブルでお絵かき遊びをしている。

このお店の子供だと聞いた。

お店のオーナーさんは、

日本から来たと伝えると、

ガリシアの美味しい白ワインを特別に開けてくれた。

お酒を沢山飲みたくなるタコのアヒージョで、

パンに挟んで食べると美味しかった。

私は日本の味に慣れているからだとは思うが、

新鮮なタコの刺身の方が好きだと分かった。



お昼を食べた私はこの町の観光スポットを周った。

ヘラクレスの塔
磯崎新さんの設計した人間科学館
海水浴場

海水浴場には長期休暇中の人達が

カラフルな水着をきてビーチに寝ていた。

青い空と海、白い雲、カラフルな人達、

スペインのこの色が私は大好きだ。



町に戻る途中、古い絵を修復しているお店を見つけた。

情熱的な絵が壁一面に飾られている。

その絵とは画風が誰が見ても異なる作品を直していた。

私は壁に掛けれれている情熱的な色の作品の中に、

宇宙をイメージする作品があるのを見つけた。

これ欲しい!だけど大きいから部屋には置けないな。。



修復していた男性に声を掛けてみると、

この男性が全ての絵を描いたと聞いた。

情熱的な素晴らしいアーティストに会えるとはツイてる!

宇宙の絵は、家族を描いているという。

アーティストの方と話すと、

穏やかな雰囲気の中に、心の中の情熱が感じられた。

情熱を表に出さなくても、

情熱は人に伝えられるのだなと思った。

ここにある作品全てに、

人を元気にするエネルギーが宿っている。

名刺を頂き、今回は絵を買わずに帰ることにした。

このアーティストに出会えて良かった。



宿に戻る前に高級なレストランバーで、

貝の料理と、魚と野菜のグリル、白ワインを楽しんだ。

香港で同じ貝を食べたことがあるけれど、

香港では半額以下の料金で食べれたなと思い出した。



フランシスさんの言っていたように、

私は急ぎ過ぎて休んでいない1日だった。

日本には世界中の美味しい食べ物が集まっている。

東京でも私の好みの料理が食べれるのだと気付いた。



◆画廊の情報◆

Estudio de Bellas Artes Miranda
JUAN FERNÁNDEZ-MIRANDA MUÑIZ

Rua Alfonso IX, Nº 3-Bajo. A Coruña (Ciudad vieja). España
T. 687 782 498
Email: juanmiranda.estudio@yahoo.es
E. http://juanmiranda.clienteweb.es/

ア・コルーニャ

2015年12月04日 16:52

20151204

◆ 15日目 ◆
<巡礼を終えて①>

今日はこの町を出る日だ。

私は巡礼をするのなら、

ガリシアの美味しい魚料理を食べたいと決めていた。

既に旅の途中で味わうことはできていたが、

ガリシア地方で有名なア・コルーニャという町には、

タコ料理を初めとするガリシアの魚料理が

どの町よりも美味しいと聞いたことがある。



身支度を終えてから近くのカフェで朝食を取りながら、

したいことだけの計画を立てよう。と決めた。

カフェでノートに向かっていると、

フランシスさんが入ってきた。



紳士: 「一緒に朝食を取ってもいいかい?」
私  : 「はい。」
紳士: 「ここは座り心地が悪い。
     奥のテーブル席に行こう」
私  : 「いいですよ。」
紳士: 「今日の朝は特別美味しい食事を取りたいけど、、」
     「ん~。。っま。仕方がない
     自分の国ではないから。ははは」
     「よく眠れたかい?」
私  : 「あまりぐっすりとは言えないですが、
     寝られました。」
     「フランシスさんは眠れましたか?」
紳士: 「君が夜1回も物音を立てずにいてくれたから、
     熟睡することができたよ。ははは」



朝早くてもフランシスさんは陽気な紳士のままだ。

カフェで会う巡礼を終えたであろう若者達は、

フランシスさんのことを知っているようで、

何人かと挨拶を交わしていた。

私は計画を書き込んでいた手帳を閉じた。



私  : 「実は私、昨日話した内容、
     私の巡礼の旅を本にしたいんです。」
     「写真も旅の途中で沢山撮っているので、
     写真を載せた本にできればと思うのですが、、、」   
紳士: 「うん。書きなさい。」
     「大切なのは感情を伝えることだ」
     「写真ではない。」
     「写真はその場で撮ることはできるが、
     その写真の中には体験した人はいない」
     「体験した人にだけ分かる写真だ」
     「君は急ぎ過ぎている」
     「今、君は色々と決めていて休んでもいない。」



やはり、フランシスさんには私の全てが見えてるようだった。

私は旅の途中で会った人や一緒にビーチに行った男性に

「ゆっくり休んで進む」

「ゆっくり今を楽しめばいい」

と言われたのを思い出した。


    
私  : 「何度も私この旅で言われてきました。」
     「良く分かっています意味は。」
     「ただ、私はやりたいことがありすぎて、
     行動したくなるんです。」   
紳士: 「私も同じだ。」
     「今旅を終え、次の目標は何にしようかと
     考えているとこだから」
     「ただ、その情熱をゆっくりと休み楽しむのだよ」



私はフランシスさんが話す言葉以上の内容を理解していた。

私に必要なことだということを。

私の性格は反対されると進みたくなるからだ。

私は自分に負けた。

フランシスさんの言葉を「YES」で受け止めることが、

今のこのタイミングではできなかった。

フランシスさんは笑顔で私の様子を見ていた。

私は「これからア・コルーニャに旅立ちます」と伝えると、

フランシスさんは「またいつかどこかで会おう」と言ってくれた。



電車でア・コルーニャへ向かう前に、

大聖堂のヤコブ像にお別れのキスをしようと思った。

静かな大聖堂は聖ヤコブが本当にいるような気がする。

人がいなかったので、ゆっくりとした気持ちで

今まで出会った人達のことや感謝したい気持ちを

ヤコブ像に全て話した。